損益計算書、PL(P&L)については、営業の方もしばしば、目にされるかと思いますので、貸借対照表と同様、資生堂の決算書類からお借りしてくることにしましょう。
| 連結損益計算書 (資生堂 2007/3期) | ||
| 売上高 | 6,946 | |
| 売上原価 | 1,855 | |
| 売上総利益 | 5,091 | |
| 販売管理費 | 4,591 | |
| 営業利益 | 500 | |
| 営業外損益 | 35 | |
| 経常利益 | 535 | |
| 特別損益 | -57 | |
| 税引前当期利益 | 478 | |
| 法人税等 | 225 | |
| 当期純利益 | 253 | |
【売上高/ SALES】
売上高をもう少し詳しく見ていきましょう。売上高は、営業マンの方の成績を一番あらわすものですから、よくご存知だと思いますが、
<倉庫からの出荷金額 - 返品金額 - 値引金額>
となります。会社によっては、この売上高を純売上高(NET SALES)といい、返品や値引を控除する前の金額を売上高といったり、総売上高と言うこともあります。
売上高を説明するのに、倉庫からの出荷金額と書きましたが、もっとも一般的な売上を会計的に認識するのは、倉庫から出荷する日です。
日本の監査において、もっとも注目されることのひとつが、売上高が適正な期間に計上されているかどうかです。たとえば、9月30日に倉庫を出た取引が、9月の売上になっているのか、あるいは、10月1日に倉庫を出た取引が10月の売上になっているかが監査ポイントになります。
また、商品は倉庫から出ました。でも行き先が、同じ会社のほかの倉庫、本社事務所であれば、売上ではなく、単なる、保管場所の移動に過ぎませんので会計上、売上は認識しません。ここも監査のポイントになります。
消費税について ; 日本では売上高(Sales)というとき、消費税を含まない金額を言いますが、欧米では、消費税を含んだ金額をSales と言うこともあるようですので、注意されたほうが良いかと思います。
【売上総利益(粗利)/ Gross Profit】
売上総利益=売上高ー売上原価
売上原価って何でしょうか?
販売した商品を仕入れた価格あるいは製造した価格が売上原価です。 厳密に言いますと、これらに、商品を仕入れ倉庫までの運賃等も売上原価に含まれます。
ここで、一つだけ注意してください。
今期の損益計算書の売上原価は、当期に仕入れた金額では、ありません。当期に販売した製品(=売上)に対応する製品の価格になります。つまり、今期に販売した製品を仕入れたのが前期であれば、前期に仕入た価格が売上原価になります。
仕訳はこうなります(消費税は省略します)
(前期)
借方) 商品(棚卸資産) 100
貸方) 買掛金/現金 100
(今期)
借方) 買掛金 200
貸方) 売上 200
借方) 売上原価 100
貸方) 商品(棚卸資産) 200
ちょっと、簿記・会計らしくなってしまいましたが、なんとなく分かりますか?
ここで、一言。
売上がないところには、売上原価はない
'損益計算書には、いろんな利益があるけど?'について他のサイトでは次のように言及されています:
【営業利益】 営業利益=売上総利益ー販売費および一般管理費 営業利益は、通常の営業活動から得られる会社の利益を意味します。 続きを読む
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